信用スコアはクレジットカードの支払いやローンの返済状況、債務の残高などをもとに個人の金融取引での信用力をわかりやすい数値で示したものです。
クレジットカード会社や消費者金融など800社余りが加盟する国の指定機関「シー・アイ・シー」が、11月28日から算出した信用スコアを希望者に有料で開示するサービスを始めました。
この信用スコアは200から800までの数値で示され、信用力が高いと判断されるとスコアも高くなります。
金融取引をする個人には自分自身の信用力を意識してもらい過剰な借り入れの防止に、カード会社などには審査や融資のより適切な判断につなげてもらうねらいがあります。
林健太郎執行役員は「信用状態をわかりやすくすることが大きな意義だ。金融リテラシーの向上などにつなげ、普及を進めていきたい」と話していました。
通信アプリ大手など一部の企業では独自に算出した信用スコアで融資を行ったり、金融機関に提供したりしていますが、国の指定機関による本格的な取り組みで利用が広がるかが注目されます。
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