「ヒオウギ貝」は、黄色やオレンジ、紫など、美しい色合いが特徴の二枚貝で、年末年始の贈答品として親しまれています。
愛媛県内では宇和海を中心に多くの養殖業者が年間40万個ほどを生産していて、ことしも2日から贈答用の出荷が始まりました。
漁協の作業場では、養殖業者が1年半ほどかけて直径9センチほどに育てたヒオウギ貝を持ち寄り、彩りよく並べて箱に詰めていました。
ヒオウギ貝は年間を通じて出荷されますが、寒さが厳しくなるこの時期に貝殻の色が最も鮮やかになり、うまみも濃くなるということです。
ことしは、夏場に海水温が高かったものの、秋になって水温が下がり始めたため、例年どおりの品質に仕上がったということです。
愛南漁協御荘支所ヒオウギ部会の小林哲代表は「箱を開けたときに色のきれいさに驚いてもらい、蒸し焼きなどでおいしく食べてほしいです」と話していました。
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