イチョウの葉の色づきが全国的に遅れています。全国一の銀杏の産地で知られる、愛知県稲沢市祖父江町のイチョウは、今週末が見ごろのピークということです。

もう12月だというのに各地で今、見頃を迎えている紅葉。2024年は残暑の影響で、遅い見頃になっています。東京の神宮外苑のイチョウ並木もようやく黄金色になり、訪れた人が魅了されていました。

愛知県でも、イチョウの紅葉が遅れています。全国一の銀杏の産地、愛知県稲沢市祖父江町には、至る所にイチョウが植えられ、その数は1万本以上です。

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12月1日まで「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開かれ、ライトアップも終わったはずでしたが、今がまさに見頃で、街中が黄金色に染まっています。名鉄の山崎駅周辺には、イチョウ並木のトンネルができていました。

訪れた人A:
イチョウを見に来ようかなと。もっと閑散としているかなと思った。(見頃ピークは)もう少し後じゃないですか。

訪れた人B:
平日のこの時間に結構たくさんの人がいて、外国の方もいるみたいなので、やっぱり人気なんだなって。

ぎんなんマルシェには「銀杏の王様」と呼ばれる藤九郎や、ぎんなんが入ったたこ焼きが販売されています。

銀杏の販売所:
少しずつ黄色くなるのが、遅くなっているような気がします。藤九郎の4Lサイズは市場に出ないので、ここで買っていただければと思っています。

銀杏グルメも人気で、近くの中華料理店「中国料理・北京」には、銀杏を練りこんだ麺の上に、素揚げした銀杏が乗せられた「銀杏ラーメン」があります。

中国料理・北京の日比野昭光代表:
今の季節ですと、多い時は(1日)50〜60ぐらい出ます。祖父江町は何でまちおこしができるかなとみんな頑張って考えて、銀杏でしょということで始めた。

今、イチョウの葉を巡って東京で話題になっているのが、イチョウの葉で作るバラの花のSNS投稿です。

祖父江町では、イベントを開く商工会の人も挑戦してみました。

祖父江町商工会の石黒早也香さん:
うまく作れないんですけど…めちゃくちゃ難しいです。50点です。

イチョウの葉の見頃は例年より1〜2週間遅れていますが、12月2日で8割ほどが黄葉しています。稲沢市祖父江町のイチョウは、今週末が見ごろのピークということです。

祖父江町商工会の石黒早也香さん:
展望台から見るイチョウもとてもきれいで、人気のスポットとなっております。

東海地方は12月3日も11月上旬から中旬並みの暖かさとなる見込みですが、週末は一転して、一気に寒くなる見込みです。今週が「紅葉」の最後のチャンスにもなるかもしれません。

(東海テレビ)

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