学問の神様として知られる菅原道真をまつる太宰府天満宮のすす払いは、毎年この時期に行われ、1年のほこりとともに厄やけがれを払う意味が込められています。
国の重要文化財に指定されている本殿は、去年からおよそ3年かけて大改修が行われているため、すす払いは去年に引き続いて仮殿で行われました。
7人の神職がおはらいで身を清めたあと、長さ4メートルの笹竹を使って、天井を中心に、手の届かない場所のほこりを丁寧に払い落としていました。
権禰宜のの別所稔仁さんは「太宰府天満宮にお参りし、ぜひ元気になってお帰りいただき、1年すがすがしくお過ごしいただければ、大変うれしく思います」と話していました。
新潟県から修学旅行で訪れたという高校2年生の男子生徒は「貴重なすす払いを見られて、最高です。来年受験があるので、勉強を頑張ろうと思いました」と話していました。
太宰府天満宮では初詣の人出をおよそ200万人と見込んでいて、今後、門松の飾りつけなど新年を迎える準備を本格的に進めるということです。
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