福岡空港の新管制塔が3日、報道陣に公開された。2本目の滑走路の来年3月末供用開始を前に5日から運用される。上部レーダードームをのぞくと地上90.9メートルで、管制塔としては羽田空港に次ぐ全国2番目の高さ。
管制室は全面ガラス張りで空港全体を一望でき、天候が良ければ、15~20キロ離れた志賀島などが見渡せる。
2本目の滑走路は、原則として国際線の離陸に使用される予定で、1本目の滑走路に平行する形で整備されている途中。国土交通省福岡空港事務所によると、2本の滑走路の間隔が約200メートルと狭く、1997年から使用されている現在の管制塔(地上31.4メートル)からだと国際線の飛行機がどこを走行しているのか見えづらいのが課題だった。同事務所の森島隆広空港長は「一目で空港の全景を見渡せるようになった。これを機に興味を持ってもらい、空港のシンボルになってくれれば」と話した。
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