歯の治療を受ける女の子。
そのお腹の上にいるのは…ワンちゃん!
「歯医者が怖い」という子どもたちのため、治療の間、セラピー犬が寄り添ってくれる“優しい歯医者”なんです。
セラピー犬と一緒に治療を行うのは小児歯科医の鈴木伸江さん。
鈴木伸江さん:
心が子どもと通じるんだと思うんだけど、本当に(治療が)できない子のときには、ちゃんと寄り添ってくれるのね。
子どもにとって重要な歯の治療を安心して受けてほしいと、こうした取り組みを行っています。
鈴木伸江さん:
歯医者さんっていうと「痛い」とか「怖い」とか「行きたくない」って子どもたち思うと思ったんですね。
(犬に)触って温かさを感じたり、おさえてくれることで、少し(子どもの)気持ちが落ち着いてくれる。
子どもたちは治療中、頭をなでたり、治療中にワンちゃんの手を握ったり、緊張も自然とほぐれているように見えます。
保護者:
「一緒に治療台あがってくれるよ」っていうと、「行きたい!」って簡単に言ってくれるので、凄いありがたいです。
若い頃、子供に寄り添う治療ができなかったという鈴木さん。
その経験から“笑顔でいられる歯医者をつくりたい”と20年以上、セラピー犬と治療を続けています。
鈴木伸江さん:
やっぱり子供達の気持ちっていうのが一番大切。「絶対にここの歯医者来たくない」っていうふうにはなってほしくない。
また来て先生にいろんなこと話せたらなって思ってもらえる歯医者でいたいです。
“笑顔でいられる歯医者をつくりたい”
セラピー犬とともに、子どもに寄り添う治療を届ける、鈴木さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」11月22日放送より)
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