秋田県内は6日、沿岸を中心に暴風が吹き荒れ、各地で被害が出ました。風のピークは過ぎましたが冬型の気圧配置は徐々に強まる見込みで、週末は吹雪に注意が必要です。

県内は沿岸を中心に非常に強い風が吹き、各地の最大瞬間風速はにかほ市で31.2メートル、北秋田市脇神で24.7メートルと、12月の観測史上最大を記録しました。

最大瞬間風速29.7メートルを観測した秋田市では、午後0時15分ごろに東通で自転車の70代女性が、その約10分後には旭北錦町で歩いていた80代女性が強風にあおられて転倒し、病院に搬送されました。いずれも軽傷です。

また、横手市の醍醐小学校では昼過ぎに、強風で校舎の屋根が剥がれる被害がありました。当時は給食の時間で、校舎に児童と教職員がいましたが、けがをした人はいませんでした。下校時は、徒歩で帰宅する児童に教職員が付き添いました。

沿岸に出されていた暴風警報は解除されましたが、風が強い状態は7日未明にかけて続く見込みで、予想される最大瞬間風速は沿岸で30メートル、内陸で25メートルです。

このあと徐々に冬型の気圧配置は強まり、週末は雪や雨で吹雪にも注意が必要です。

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