冬の訪れとともに、長崎県各地で幻想的な光の祭典が始まる。世界遺産から商業施設、公園まで、様々な場所で開催されるイルミネーションイベントは、地域の活性化と観光客誘致に一役買っている。2024年シーズンの注目イベントを紹介する。
世界遺産を彩る光の芸術
国宝「大浦天主堂」では、2024年11月23日から柔らかな灯りによるイルミネーションが始まっている。
この記事の画像(11枚)世界遺産に登録された日本最古の教会堂と、隣接する大司教館(県指定有形文化財)が美しい光に包まれる様子は、歴史と現代が交錯する幻想的な光景を生み出す。毎日午後5時半から10時まで点灯され、歴史的建造物の新たな魅力を引き出している。
大浦天主堂・大司教館 ◆2024年11月23日(土)~ 毎日午後5時半~10時まで
商業施設が演出する光と音の空間
アミュプラザ長崎では、「ウィンターイルミネーション2024」が2024年11月8日から2025年1月13日まで開催されている。
高さ約12メートルのシンボルツリーを中心に、天の川や星雲をイメージしたイルミネーションが展開される。30分に1度の「光と音の演出」は、訪れる人々に特別な体験を提供する。
新館5階の屋上庭園では、「スターライトガーデン」と題したイルミネーションが楽しめる。インタラクティブな要素を取り入れた装飾は、SNS映えする空間を創出し、若い世代を中心に人気を集めている。
◆アミュプラザ長崎 かもめ広場 / アミュプラザ長崎新館 5F 屋上庭園、4F 光庭 等
◆2024年11月8日(金)~2025年1月13日(月)午後5時〜11時(※新館5F 屋上庭園・新館4F 光庭は午後5時~10時)
地域の絆を深める光のフェスティバル
諫早市多良見町ののぞみ会館では、「光のフェスティバル」と題し、8万個の電球による壮大なイルミネーションが展開される。2024年12月7日の点灯式では、子どもたちによるジャンボ雪だるまの飾りつけや、サンタクロースからのプレゼント配布など、地域コミュニティの絆を深める催しが行われる。
高さ12メートルの光のジャンボツリーは、大村湾の対岸からも見ることができ、地域のランドマークとしての役割も果たしている。
◆のぞみ会館(長崎県諫早市)
◆2024年12月7日(土)午後3時~5時 ジャンボ雪だるま飾り付け開始 午後5時~サンタクロース登場 午後6時~イルミネーション点灯式
歴史ある商店街を彩る「きらきらフェスティバル」
佐世保市では、29回目を迎える「きらきらフェスティバル」が2024年11月29日から開催されている。約100万球のイルミネーションが街を彩り、「A page of memories ~思い出の1ページに~」をテーマに、ロマンティックな雰囲気を創出する。
島瀬美術センターの壁面には、地元の小学5年生の女の子がデザインしたイルカとハートのイルミネーションが登場。地域の子どもたちの創造性を育む取り組みとしても注目される。
◆島瀬公園(佐世保市)◆点灯―2024年11月29日(金)~2025年1月13日(月)
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自然と光の融合「光のフェスタ2024」
田平公園では、「光のフェスタ2024」が2024年12月7日から2025年1月13日まで開催される。16万球のイルミネーションに加え、園内の間伐材で手作りされたオブジェが公園を彩る。
フジ棚を電飾したトンネルなど、自然と光が融合した独特の景観は、他にはない魅力を発信している。
◆田平公園(長崎県平戸市)◆2024年12月7日(土)~2025年1月13日(月)
(テレビ長崎)
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