わくわくどきどきの「冬のボーナス」。
その理想と現実を働く人に聞きました。
2024年も残り1カ月を切る中、働く人が気になることは。
「100万円くらい欲しいですね」「もらえたらもらえるだけいい」。
一般的に12月に支給される冬のボーナス。
ただ、マイナビが発表した調査結果によると、金額に納得していない人は転職活動をしたことがある人のうち51.3%に上り、2人に1人が不満を持っていることが分かりました。
この不満が転職の決め手になった人も49.2%に上っています。
街の人からは「ボーナスがない友達は、新卒ですけど『転職しよう』と言っている」「転職は、考えたことはなくはない。(転職サイトで)ここは何カ月分なのかなと」といった声が聞かれました。
何かと支出が多い年末年始を前に支給される冬のボーナスですが、自分の仕事に見合う理想の金額を聞いたところ、その平均は87.3万円。
一方、実際に支払われる予想額は平均50.4万円で、理想と現実で約37万円のギャップが生じる結果になりました。
働く人は冬のボーナスをどう受け止めているのでしょうか。
事務職(20代):
(ボーナスは)40万円いかないぐらい。もう少し欲しいかなと。額が少ないと不安で貯金に回したくなるので、パーッと使えるぐらい欲しい。
営業(50代):
昔はもう少しもらえていたが、年代的に役職定年になってきたので、こんなもんかなと。ほとんど貯金。あまり使わない。家に入れて終わり。あとはお小遣いそれなりにもらって。
IT関係(40代):
(給料)2~3カ月分くらい。(Q.そのボーナスで満足?)もうちょっとあればいいと思う。同じ業界でもう少しもらっている人もいるから、あと1カ月分ぐらいあるとうれしい。(使い道は)だいたい生活費に消えていったり、子どもの学費。
IT関係(20代):
まだ明細を送られていないので分からないけれど、(給料)3カ月分くらい。新卒なので分からないけど満足。積み立てNISAに使おうかなと。
商社(20代):
(予想は)60万くらい。(Q.ボーナスの使い道は?)一緒に行こうと考えているのは、(オーストラリアの)ケアンズ。気球には乗りたいと言っているので、そこだけはぜいたくして5万円ぐらい。(Q.理想と現実の差額は?)若手のうちからもらえているので、ギャップは0円。キャリア積んで仕事ができるようになったら、そう思う(ギャップを感じる)日が来るかもしれない。
転職をした人の約2人に1人が賞与額の少なさを理由に挙げているそうですが、その金額以上にフィードバックの場が設けられているかどうかによって、その納得感が左右されるということです。
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