岩手県や宮城県で東日本大震災の語り部活動に取り組んでいる人たちが、情報を共有しながら効果的な伝承について考えるセミナーが、12月6日に岩手県大槌町で開かれました。

これは県沿岸広域振興局が企画したもので、岩手県や宮城県で活動する震災の語り部など約40人が参加しました。

セミナーでは宮城県南三陸町の伝承施設で顧問を務める高橋一清さんが「来場者には震災当時の映像を見せた後、自分だったらどうするか考えてもらえるような質問をするよう心掛けている」と語りました。

また大槌町で伝承活動を行う団体の代表・神谷未生さんは「伝承の目的は震災の知識を災害から自分や大切な人を守るために生かしてもらうことだ」と思いを語りました。

陸前高田市からの参加者
「様々な地域の事例を聞けたのが個人的にはプラスだなと」

県沿岸広域振興局 畠山剛経営企画部長
「今の活動をより良くやりやすくしていただくにはどうしたらいいかというところの一助になればと」

6日は意見交換会も開かれ参加者は今後の伝承の在り方について考えを深めていました。

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