消防現場での女性の活躍を進めるため全国の消防職員を対象にした特別講習会が、12月6日に岩手県盛岡市で開かれました。

特別講習会は消防現場における女性の活躍を進めようと消防大学校が企画し、全国の人事担当の消防職員など約40人が参加し、県内では初めて開かれました。

意見発表では県消防学校の本間絵里菜消防教官が、県内の女性消防職員へのアンケート結果から、体力面や家庭と仕事の両立など将来に不安を抱える職員が多いと報告しました。

また育児や病気などは女性だけの問題ではないと指摘したうえで柔軟な支援制度の確立が大事だと訴えました。

県消防学校 本間絵里菜さん
「制度に対して幅や自由度を持たせるような流れをつくることは、女性職員だけでなく男性職員が抱える問題にも対応できるようになる」

2023年4月時点で消火や救急活動にあたる全国の消防職員のうち女性は3.5%にとどまり、消防庁ではこうした活動を通して2026年度当初には5%まで引き上げたいとしています。

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