北海道の湖・オンネトーでガラス細工かのような球体の氷が出没する、希少な自然現象「アイスバブル」がカメラにとらえられた。
気象条件がそろわないと出現しないため、見られるのは珍しいという。
撮影者も2日間のうち、撮影できたのはたった2時間だったと話している。

湖に出現した『氷の芸術』

北海道・足寄町にある秘境の湖・オンネトーで6日午前8時ごろに撮影されたのは、湖の全面が氷結した幻想的な世界だ。

泡状に凍った湖面(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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湖面を近くで見てみると、まるでガラス細工のような氷の芸術が作られていた。
これは氷に閉じ込められた空気の泡「アイスバブル」だ。

湖から湧き出るガスなどが氷の中に閉じ込められる「アイスバブル」

湖から湧き出るガスなどが氷の中に閉じ込められる現象で、冬の時期でもなかなか見ることができない貴重な光景だ。

撮影は2時間…厳しい出現条件

アイスバブルをカメラにとらえた撮影者は、「ことしは『2日間も撮るぞ』というつもりで行って、まあ2日どころか、2時間しかチャンスがなかったんですけど…」と話す。

なんと撮影することができたのは、たったの2時間だった。
というのも、「アイスバブル」の発生には、3つの気象条件がそろわないといけないという。

難しい発生条件のアイスバブル

くわしい条件について、撮影者は「(1)気温が低い、(2)波が立たない、(3)雪が降る前、この3つですね。その絶妙なタイミングなんですね」と解説した。

冬の限られた時期にだけ姿を現す“幻の絶景”が、次に見られるのはまた来年だという。
(「イット!」 12月10日放送より)

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