秋田県男鹿市で水揚げされた季節ハタハタが15日、入札にかけられ、禁漁明け以降最も遅い「初漁日」となりました。

男鹿市北浦の市場で行われた今シーズンの季節ハタハタの初めての入札には、地元や秋田市などから9つの業者が参加しました。

北浦地区の漁港では14日から15日朝にかけて、雌と雄の計6.4キロのまとまった量が初めて水揚げされました。サイズは例年並みですが、雌1キロあたり1万円を超える浜値で落札され、関係者によるとこれまでで最も高値での取引となりました。

初漁日は禁漁が明けた1995年以降で最も遅くなりました。

ハタハタを落札した仲買人は「店に客が『まだ(ハタハタ)来ない?』と来るから、少しでも食べてもらいたいという気持ちで高いけれど買いました。少しでもとれたのでこの先ちょっとでも(ハタハタに)来てもらえれば」と期待を込めていました。

県内では15日、ほかにまとまった水揚げはなく、本隊の接岸が待たれます。

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