欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は「レプリコンワクチン」と呼ばれる新たな新型コロナウイルスワクチンについて販売承認を勧告した。12日付。EUの行政執行機関である欧州委員会が近く、承認を正式決定する見通し。
同ワクチンを開発した米創薬ベンチャーが承認申請していた。現在、レプリコンワクチンが実用化されているのは日本のみで、国内での供給、販売の契約を持つ「Meiji Seika ファルマ」が2023年11月に製造・販売の承認を受けた。今年10月からの定期接種のワクチンに加わっている。
レプリコンワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)が細胞内で複製されるため、従来のmRNAワクチンよりも少ないmRNAの接種量で感染を抑える抗体の量を長く維持できるとされる。【高橋由衣】
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