「まだ12月ですよ。1月になったら、どうしたらいいのだろう」
「雪かきが毎日だもん、クタクタ」(いずれも岩見沢市民)
冬型の気圧配置と上空に入った寒気の影響で、北海道では日本海側を中心に局地的に大雪になりました。
断続的に強い雪が降っている北海道岩見沢市では、12月16日午前1時に積雪が102cmに。12月中旬に1mを超えるのは4年ぶりのことです。
「雪が降り続いた岩見沢市内です。バス停がほぼ雪山に埋まってしまっています」(福岡 百 記者)
この影響で、市内を走る路線バス2社では運休が相次ぎました。また、市内の2つの高校が臨時休校しました。
「スーパーに行こうと思ったけれど、バスが運行していないからしょうがない。12月にこんなに雪が多いなんて」
「びっくりしました、『全然バスが動いておらず運休』と言われて。どうしよう、バス停までせっかく来たのに。病院の予約日だった」(いずれも路線バス利用者)
市民にとって命綱の公共交通機関の運休。タクシー乗り場には長い行列ができました。
「2~3台はタクシーが待っていると思っていたので、ゼロなのは初めて見た」
「バスとタクシーでは運賃が1000円~2000円くらい変わってくる」(いずれも岩見沢市民)
岩見沢市では2011年にも、12月中旬に積雪1mを超えました。この冬は統計開始以来の積雪を観測し、自衛隊の災害派遣も行われました。
13年前同様の災害級の大雪が心配されます。除雪が追い付かず市民生活に影響が出ている岩見沢市。今後の見通しは?
「運搬・排雪を12月16日から本格的に始めた。17日以降、班を増やして進めていきたい。徐々に幹線道路を含めバス道路を中心に道路幅が広がり、バスの運休も少なくなってくる」(岩見沢市 除排雪対策本部 谷口 友英さん)
JR北海道は岩見沢駅の除排雪の時間を確保するために、札幌発・岩見沢行きの最終の普通列車を午後10時51分発に繰り上げます。
日本海側は17日にかけて大雪が続く予想で、交通の乱れに注意が必要です。
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