ノーベル平和賞を受賞した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が42年前に制作した横断幕が長崎市で見つかりました。
見つかったのは日本被団協が1982年、アメリカ・ニューヨークで開かれた第2回 国連軍縮特別総会に参加した際に制作した横断幕です。
総会で「ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と訴えた山口仙二さんをはじめ、派遣された全国の被爆者が平和や核兵器廃絶への思いを記しています。
横断幕は長崎総合科学大学の木永勝也 客員研究員などの研究グループが、2023年、長崎市の長崎原爆被災者協議会の地下倉庫で発見しました。
木永勝也 客員研究員
「その時の活動の記録として取っておいただけなんだろうけど、それが残ることによって、今、私たちが第2回国連軍縮特別総会の時に本当に核兵器の危機的な状況の中で当時いろんな運動があったことを、もう1回確認できる非常に貴重な資料だと思う」
今月、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協のメンバーや支援者は、授賞式が行われたノルウェーのオスロで新たな横断幕を制作しています。
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