庄内町の高校生たちが、地域に200年以上伝わる伝統工芸品の「槙島ほうき」を作った。

庄内町の庄内総合高校は、毎年、地域の産業を学ぶ授業の一環で、地元の伝統工芸品の「槙島ほうき」を作っている。

町内の槙島集落で農閑期に200年以上作り続けられてきた「槙島ほうき」は、品質が良く長持ちすることから全国的に人気が高く、現在地元の「手作りの会」がその伝統を守っている。

材料となるホウキキビは生徒たちが学校近くの畑で栽培したもの。
16日、3年生が会のメンバーの手ほどきを受けながら、束ねてひもで縛るなどして長さ約50センチの「ミニほうき」を完成させた。

(生徒)
「昔から受け継がれてきたものなので、こういうものを大事にしていきたい」

(槙島ほうき手作りの会・日下部市雄会長)
「こうして伝える努力をしていけば10人に1人、100人に1人はわかってもらえる。やらないことには何も始まらない。10年・20年後に思い出してもらって、後継者になってもらえればありがたい」

完成したほうきは、生徒たちがそれぞれ使うという。

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