全国の小中学生を対象に実施された体力や運動能力などの調査結果が公表され、秋田県内の小中学生の「体力合計点」は全国平均を上回りましたが、女子は小・中学校ともに過去最低となりました。

調査は、小学5年生と中学2年生計1万1882人を対象に実施され、「握力」や「上体起こし」など8項目と、運動や生活習慣などに対する意識を調べました。

小中学校の男女それぞれの「体力合計点」は、2008年の調査開始から15回連続で全国平均を上回りましたが、小・中学校ともに女子が過去最低でした。

中でも、中学校女子の「持久走」と「20メートルシャトルラン」はここ数年大きく低下し、今回も全国平均を下回りました。

また、「50メートル走」は小学校の男女が全国平均を下回り、特に男子は15回すべての調査で全国平均より低くなっています。

一方、平日1日当たり4時間以上テレビやスマートフォン、ゲーム機などを使う児童生徒の割合が、5年前に比べ1.4~2倍近くに増えました。

秋田県教育委員会は、スマホ・タブレットなどの普及で全体的に運動時間が減り、体力合計点の低下につながったと分析しています。

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