山梨・富士河口湖町で20日、左手がないサルが住宅のデッキに現れ、窓越しに室内をのぞいていた。
同一個体とみられるサルは、10月に東京や神奈川など各地で目撃され、約250kmを移動した可能性がある。
町は、危険なため目撃した際は近寄らないように、注意を呼びかけている。

左手がないサルが相次いで目撃

20日午後2時ごろ、山梨・富士河口湖町の住宅街でカメラがとらえたのは、家のデッキに置いてあったおもちゃに座るサルだ。

撮影者が、「ハハハハハッ!ブーブーに乗ったよ!サルが!」と驚いた。 

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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さらにサルは窓に近づき、ベランダから家の中を見つめる。
撮影者は、「えっ?へへっ!おーい!サルなんですけど」と声を上げた。

実はこのサル、手元をよく見ると左手がない。
撮影者のいとこは、「左手がないサルだっていうのは、すごくびっくりしました」と話す。

“左手がないサル”といえば、10月に東京都内や神奈川などで相次いで目撃されていた。

10月2日に目撃情報があった千葉・野田市から、埼玉・川口市や東京・北区、板橋区、西東京市を通り、府中市へ移動したとみられる。
府中市では10月9日に目撃され、その後、神奈川県を南下し、神奈川・横須賀市や三浦市で相次いで目撃されていた。

約250kmにも及ぶ長距離を移動か

そして12月20日には、神奈川・三浦市から約90km離れた山梨・富士河口湖町で目撃されたのだ。

これまでと同一の個体とすると、サルは約250kmにも及ぶ長距離を旅してきたことになる。
冬本番を控える中、食料を探し求めていたとみられる。

町は、人に危害を加えるおそれがあるため、目撃した際は近づかないようにと注意を呼びかけている。
(「イット!」12月24日放送より)

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