栃木県市貝町の中学校に通っていた生徒が仲間外れにされ、精神的な苦痛を受けたとして、町の第三者委員会から、いじめと認定されていたことがわかった。
2年生だった2021年末ごろ、一緒に部活動をしているメンバーが、同種目の他団体でも活動していることを知った。それをきっかけに精神的に不安定になり、部活動をやめたという。
22年9月に保護者から町に連絡があり、関係者の聞き取りを行ったが、受験などをはさんだため、町教委の第三者委員会が立ち上がったのは卒業後の23年5月。同年8月に報告書がまとまり、いじめと認定していた。
保護者が町教委の第三者委員会の運営を不服としたため町直轄の第三者委員会を設け、ここでもいじめと認定した。
入野正明町長は、「在学中に、当事者同士の関係修復ができなかったのは残念」と話し、元生徒と保護者に直接謝罪し、今後の対策に生かすとしている。【有田浩子】
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