自主回収の対象商品=敷島製パンのホームページから

 敷島製パン(名古屋市)は7日、パスコ東京多摩工場で生産した「超熟山型5枚スライス」に小動物らしきものが混入したことが判明したとして、同じラインで生産した同商品と「超熟山型6枚スライス」の2商品計約10万4000個を自主回収すると発表した。同社によると、異物はネズミとみられるという。

 同社によると、5日午前に関東圏の購入者からメールで「パンの中に異物がある。小動物ではないか」などといった報告があった。異物はパンの中に練り込まれた状態だったという。また、7日午前にも別の購入者から同様のメールが届いたという。いずれの購入者も食パンを食べる前に混入に気付いたという。

 同社が購入者から商品を回収して調べたところ、食パン内からネズミのような小動物の一部が確認されたという。同じラインで製造された商品は関東と東北の1都14県で販売されたが、これまでに健康被害は確認されていない。同社は該当の生産ラインを休止し、小動物が混入した原因などを調べている。

 同社は「多大なご迷惑とお手数をおかけいたしますことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 問い合わせ先は商品回収専用フリーダイヤル(0120・001・781)。受付時間は平日午前9時から午後5時。【斎川瞳】

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