東京都の中学生が阿賀町を訪れ田植えを体験しました。県内各地で農村の暮らしを学ぶにいがたファームステイと呼ばれる教育体験に生徒たちは笑顔で参加していました。
【飛田厚史アナウンサー】
「田んぼで歓声を挙げながら田植えするのは都内の中学生。泥にまみれながら苗を植えている」
田植え体験が行われたのは、阿賀町三川地区の田んぼでです。8日は東京の聖徳学園中学1年生120人が参加し、コシヒカリの苗の手植えに挑戦しました。
しかし…泥に足をとられたり、虫におびえたりと、のどかな風景の中に中学生の叫び声が響きました。
この田植え体験は県内の複数の地域が連携し農村体験を受け入れるにいがたファームステイの一環で行われたものです。
にいがたファームステイは県内の生産者が減少する中、広域で生徒の宿泊を受け入れる取り組みで今年で2年目を迎えます。
聖徳学園中の生徒たちは2日間阿賀町・上越市・妙高市に分かれて農家の家に宿泊。
【阿賀町観光協会 大堀洋之さん】
「新潟県と言えば米どころ田植えを学んでほしいのと、生徒が大きくなってから新潟県に遊びに来てほしい」
初めての田植えに苦戦していた生徒たちも徐々に慣れてきました。
生産者にスカウトされるほどのセンスを見せる生徒も現れ、1時間ほどで田んぼ3枚に苗が揃いました。
【生徒たちは】
「楽しかった」
「歩くのも楽しかったし虫もたくさんいて自然が最高だった」
「農家の気持ちを味わえてすごく楽しかった」
体験に汗を流したあとは三川地区産のコシヒカリでおなかを満たした生徒たち。
【生徒たちは】
「もっちりしていておいしい」
8日に植えた苗は地元の生産者が管理し、収穫後は生徒たちのものに届けられるということです。生徒たちは10日まで県内でファームステイし、農村の文化を学ぶ予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。