特殊詐欺の被害が後を絶たないなか、5月10日鳥取市の病院で園児が来院者に特殊詐欺被害防止を呼び掛けました。

10日鳥取市立病院に出動した「こどもけいさつかん」。
地元のよねさと保育園の園児たち約20人が来院者にチラシを手渡しながら特殊詐欺被害防止を呼びかけました。

鳥取県警によると県内では、2023年1年間に74件、3億3300万円の特殊詐欺被害があり、件数、被害総額ともに過去最悪でした。
2024年も2023年を上回るペースで被害が確認されています。

園児たちは警察が用意した子ども用の制服や帽子、さらに、園児の似顔絵が書かれたこども警察手帳を身につけ、元気いっぱい、声かけを行いました。

鳥取警察署生活安全課・西原億課長:
「病院を利用される方はお孫さん、お子さんにあたるような方がおられると思います。園児からの声を受けていただいて被害に遭う可能性があるということを1人1人が認識していただいて被害防止に努めていただきたいと思います」

増加の一途をたどる特殊詐欺。
かわいい警察官も被害防止に一役買っていました。

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