5年前の台風による大雨で住宅地が浸水し1000棟以上の建物が被害を受けた岩手県久慈市で、新たに雨水の排水ポンプ場が設けられ、5月13日に記念の式典が開かれました。

新たに完成した久慈市十八日町地区の排水ポンプ場では、13日に遠藤譲一市長などがテープカットをして運用開始を祝いました。

2019年の台風で住宅など1028棟が被害を受けた久慈市では、浸水対策として市内8カ所に排水ポンプ場の整備を進めてきました。

十八日町地区の排水ポンプ場の総事業費は4億4000万円、幅40センチの2つのポンプから毎分37トンを排出でき、1時間当たりの総雨量は48ミリまで対応できます。

久慈市 遠藤譲一市長
「誰も命を失わないまちづくりが久慈市にとって最大の行政課題。万一の場合にも命を守るまちということで進めていく」

久慈市では田高地区でも3月に排水ポンプ場が完成していて、これで計画していた8カ所すべてで運用が始まったことになります。

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