岩手県久慈市で5月13日から岩手県内の自治体で初めて週休3日制が試験的に導入されました。
職員が自分の時間を使いやすくし、職場の魅力を高めることが狙いです。
久慈市役所で始まった週休3日制は、1週間の勤務時間は変わらず1日当たり2時間ほど長く働くことで休日を増やします。
5月13日現時点で10の課に所属する38人がこの制度を取り入れることを選択しています。
久慈市 企業立地課 鈴木康平さん
「祖母の介護の手伝いなど、できることが増えるので週休3日を選択した」
久慈市教育委員会 谷地京加さん
「地域の活動はたくさんあるが平日に行われることが多いので、休みが1日平日にできると参加しやすい」
導入の目的は、職員が自分の時間を使いやすくすることと職場の魅力向上です。
採用試験の応募者が減少傾向にあるため他の自治体に先駆けて導入しました。
久慈市 総務課 中村武志 人事係長
「一回試しに使ってみてその声を吸い上げて、どのようにやっていくのがいいのか私たちも一緒に考えていく」
久慈市では課題を検証したうえで2025年4月からの本格導入を目指すとしています。
週休3日制を巡っては国や県が、育児や介護をする職員を対象に導入していますが、人事院は2025年4月から一般の職員に拡大するよう勧告しています。
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