■2020年から新型コロナワクチンの開発進める

国からの承認を待っている塩野義製薬のコロナワクチンについて、手代木功社長が「来年の冬には間に合わせたい」と話しました。

塩野義製薬は、2020年から新型コロナワクチンの開発を進めていて、おととし国産では初めて製造販売の承認を申請しました。

しかし、有効性を示すデータの不足などが理由で継続審議となったため、海外での臨床データなどを追加で提出。

5月24日、厚生労働省の部会で、現在申請している従来株対応のワクチンが再び審議されます。

■オミクロン株対応ワクチン 来年の冬の提供目指す

塩野義製薬は、従来株対応のワクチンが承認されれば、並行して開発を進めているオミクロン株対応のワクチンの追加申請を行う方針です。

販売の開始について、手代木社長は「今年の冬は厳しいと思うが、なんとか来年の冬には(オミクロン株対応ワクチンを)提供させていただけるように鋭意努力を続けていきたい」と話しました。

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