民間団体が主催する日中防衛交流事業の一環で中国軍の幹部らが5年ぶりに日本を訪れ、都内で歓迎会が行われました。
日中の防衛交流事業は笹川平和財団が主催し、自衛隊と中国軍の信頼醸成を目的としています。
14日から20日までの日程で中国軍の佐官クラス20人が5年ぶりに日本を訪れ、自衛隊の基地などを視察します。
歓迎会で、訪日団の団長である張保群少将は「将来の希望の種をまくために日本に来た」と述べ、「建設的・安定的な中日関係を構築するとの共通理解に基づき、関係発展の土台を固めなければならない」と関係改善に期待を寄せました。
交流事業は去年、新型コロナウイルスによる中断を経て4年ぶりに再開し、自衛隊代表団が訪中しましたが、中国側は訪日を見送っていました。
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出による日中関係の悪化が影響したとみられています。
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