(解説:吉田裕美気象予報士)

5月16日朝8時の衛星画像を見ると、日本海で渦を巻いている雲があります。
時間経過とともに画像を動かしてみると、くるくると反時計回りに回っています。

これだけ見ると台風のようにも見えますが、これは「寒冷渦」と言い、文字通り上空に強い寒気の塊を伴っています。

大気の状態が不安定になるので、この雲の下では急な雷雨や強い雨、ひょうや突風のおそれがあります。

実際に16日は新潟県や山形県などで雷雲が発生しています。

この寒冷渦の雲が、16日夜から17日の昼すぎにかけて岩手県内に流れ込みやすくなりそうですので注意が必要です。

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