田植えのシーズンを迎え、アイガモ農法に使用されるヒナの出荷がピークを迎えている。大阪府松原市の河内鴨(かわちがも)販売会社「ツムラ本店」では、体長約10センチの生まれたばかりのヒナたちが水田で活躍する日を待っている。
アイガモ農法は水田にカモを放し、虫や水草などを食べさせて駆除する有機農法。カモのふんが肥料になり、水をかき回すことで水中に光が届かなくなり雑草が育ちにくくなるという。一方、カモを鳥獣から守るため防鳥糸や柵で水田を取り囲むなどの措置が必要となり、新たに始めるには手間とコストがかかる。
同店では6月末までに約3000羽を出荷する予定。同店の津村大介さん(33)は「若い農家の人たちもぜひ挑戦して、おいしいお米を作ってもらいたい」と話した。【西村剛】
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