(写真はイメージ)=ゲッティ

 有名人やキャラクターなど、好きな人やモノなどをさまざまな形で応援する趣味活動を指す「推し活」。母親たちを対象にした民間調査で、6割が推し活をしていることが分かった。年間100万円以上使う人もいるという。母親たちの推し活事情はどんなものなのだろう。

 「推し活をしているか」との質問に、「している(していた)」と回答した人は58・3%。その対象は俳優やアーティスト▽スポーツチーム▽テーマパークのキャラクター▽二次元・三次元――など多岐にわたる。応援の方法は「推し」が出演している公演や試合の観賞、関連グッズの購入などが多いようだ。

 推し活に年間いくら使っているのか予算を尋ねると、「5万円未満」が68・5%と最多。次いで「5万円以上30万円未満」が20・7%、「30万円以上100万円未満」が5・7%、「100万円以上」も5・1%いた。約7割が「5万円未満」と比較的控えめな一方、「30万円以上」が計1割超と、かなりの額を費やす人もいた。

 どのような理由から推し活をするのか。大きく分けると「ストレス解消とリフレッシュ」「社会的交流とコミュニティーの形成」が多かった。

 調査をした担当者は「日常生活から離れて自分自身のために時間やお金を使う楽しみや、SNS(ネット交流サービス)を通じたコミュニティーの形成が魅力の一つとなっている」と分析している。

 ウェブサービスなどを展開するインタースペース(東京都新宿区)が運営する母親向け情報サイト「ママスタセレクト」が4月に子供がいる人や妊娠中の人を対象にインターネットで調査、792人から回答を得た。【嶋田夕子】

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