自民党の菅前総理大臣は、総理大臣在任中の2021年に東京電力福島第一原発のトリチウムなどを含む処理水を海に放出する方針を決定していて、15日に作業の進捗(しんちょく)状況を確認するため現地を訪れました。

そして、処理水を海水と混ぜて基準以下に薄める設備などを視察したほか、原発を見渡せる高台で、担当者から廃炉に向けた取り組みなどの説明を受けました。

このあと、菅氏は記者団に対し「これまで計画どおりに放出が進んでいるということだが、安全確保の努力に終わりはない。地元の皆さんの思いを踏まえながら、政府と東京電力が一体となり丁寧な情報発信と安全確保の徹底に緊張感を持って取り組むべきだ」と述べました。

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