木原稔防衛相は16日の閣議後会見で、イスラエルの在留邦人の保護のため自衛隊機3機が日本国内で待機していると明らかにした。イランによるイスラエルへの報復攻撃を受けて発言した。「情勢に応じて日本に待機している機体を迅速に活用し、在留邦人などの安全の確保に万全を期す」と強調した。
航空自衛隊のKC767空中給油輸送機1機と、C2輸送機2機が待機する。
政府はイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した2023年10月以降、輸送機などをアフリカ東部のジブチやヨルダン、ギリシャに派遣し、日本人らを輸送した。輸送活動の実施命令は継続しており、現在待機している機体はその命令に基づくものとなる。
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