◆蓮舫氏「小池知事の説明を聞いてみたい」
小池知事は3選出馬が確実視されているが、今のところ去就を明らかにしていない。 蓮舫氏は、出馬表明した5月27日の記者会見で「『7つのゼロ』公約、どこにいったんでしょうか。介護離職、残業、都電の電柱(新設)、多摩格差、満員電車、どれもゼロにはなっていません」と指摘。「小池都知事が(都知事選に)手を挙げるのであれば、ご自身が口にした公約についての説明を聞いてみたい」と話していた。 「七つのゼロ」は、「都道電柱」「待機児童」「ペット殺処分」「残業」「満員電車」「多摩格差」「介護離職」の7項目をゼロにするとの公約。◆都道電柱ゼロ、待機児童ゼロ、殺処分ゼロは「達成」
小池知事は、「皆さん、ネガティブキャンペーンなのか、こればかりおっしゃる」と不満を述べた上で、「都道電柱ゼロ」について「(都市防災機能の強化に向けて重点的に整備する)センター・コア・エリア」は、もう100%達成しております」と語った。東京都の小池百合子知事=4日
「待機児童ゼロ」についても「言うまでもありません。ほぼ達成している。だからこそ、次の(都内在住の18歳までの子どもたちに月額5000円を支給する)『018サポート』などの提案につながっている」と説明。「ペット殺処分ゼロ」も、「皆さんご承知の通りで、達成しております」とした。◆残業ゼロ、満員電車ゼロ「流れは進んでいる」
「残業ゼロ」については、テレワークが拡大しつつあると指摘し、「流れは進んでいる」と述べた。 「満員電車ゼロ」については、テレワーク拡大の影響や、通勤時間帯の分散などを挙げ、「そういった流れをつくってきたと思っております」と話した。都知事選出馬会見に臨む蓮舫参議院議員(手前)=5月27日、東京・永田町で
◆多摩格差ゼロ、介護離職ゼロは「礎を築いた」
「多摩格差ゼロ」については、多摩都市モノレールの箱根ケ崎(瑞穂町)への延伸計画に触れ、「むしろ多摩の魅力を生かすことにつながるような施策を、これからも込めていく流れをつくっております」とした。 「介護離職ゼロ」については、都内で働く介護職員やケアマネジャーに「居住支援手当」を支給する施策を本年度予算に盛り込んでいることなどをアピールし、「しっかりした対応を進めていく、その礎を築いてきているのではないか」と語った。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。