中西茂市長

 鹿児島県鹿屋市の中西茂市長は10日、伊豆諸島の鳥島東方沖で4月に起きた海上自衛隊のヘリコプター墜落事故に関する不適切な発言の責任を取るため、自身の給与を3カ月間10%減額する条例改正案を市議会に提出すると明らかにした。14日開会の市議会で可決されれば、7月1日から適用する。

 中西氏は、事故3日後の4月23日に事故機の同型機が掲載された記念切手シートを日本郵便から贈られた際、「事故後すぐの写真だから値打ちがあるのでは」と語り、その後撤回した。

 切手シートは、海自鹿屋航空基地の開隊70周年を記念して作成された。市議会は5月、市長に対し、謝罪し自身の判断で責任を果たすよう申し入れていた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。