自民党の法務部会と再犯防止推進特別委員会は12日、党本部で合同会議を開き、大津市で男性保護司が殺害された事件を受け、保護司の不安解消や安全確保などを求める緊急提言をまとめた。近く法務省に申し入れる。
提言は事件について「事実であれば、世界に誇るべき制度の根幹を揺るがす深刻な事態だ」と指摘。その上で、保護司の不安解消に万全の対策を講じることや、安全面の点検を早急に行い、自宅以外の面接場所の確保などを進めるよう求めた。
法務省が設置している有識者会議で、保護司の意見を聞くなどして安全確保の在り方を検討することも要望した。
合同会議では冒頭、参加者が黙とうをささげた。
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