4月の衆院島根1区補選で落選した自民党の錦織功政氏が18日、自身が務める1区支部長の辞表を自民党島根県連に提出し、受理された。次期衆院選への立候補を断念したことになり、今後は自民による新たな候補者選びが焦点となる。

 辞表の提出を受けて県連は常任総務会を急きょ開き、辞任を承認した。錦織氏は辞任理由を「一身上の都合」としているが、16日に松江市内であった補選を総括する県連会合でのあいさつで、大敗について「重い責任を感じている」と述べていた。

 4月の補選では、錦織氏は立憲民主党の亀井亜紀子氏に約2万5千票の大差で敗れ、自民は1996年の小選挙区制導入以降、島根県で初めて小選挙区の議席を失った。(垣花昌弘)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。