20日に告示された東京都知事選に過去最多の56人が立候補し、事前に用意したポスター掲示場の枠(48人分)が足りなくなった異例の事態について、都選管の織田祐輔・選挙課長が20日夜、急きょ記者レクを行った。質問が相次ぎ、説明は1時間以上にわたって続いた。

 都選管は「枠不足」を受けて20日昼、当初の枠に貼れなくなった候補者のポスターは、既存の枠の外側に貼ると発表。クリアファイルを利用し、候補者自ら貼ってもらう、とした。

 織田課長はこうした異例の状況について、「今日中にすべての候補者のポスターを掲示するため、やむを得ずこうした対応となった」と説明。告示日が近づくにつれて候補予定者が増加するなか、「物理的に増設ができない状況になった」。

 対応が遅かったのではないかとの質問には、「今回は異例の状況で、告示日間近の対応になってしまった」「我々としては過去の例も勘案して精いっぱい努力した」と釈明した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。