兵庫県の幹部(当時)が斎藤元彦知事らを内部告発した問題で、県議会は27日、告発内容の真偽をただす百条委員会の2回目の会合を開いた。7月19日に予定している次回に、内部告発した元西播磨県民局長の渡瀬康英氏(60)に証人出頭を求めることなどが確認された。

 この日の委員会では、渡瀬氏を停職3カ月の懲戒処分とした県人事課の調査に関わる資料を県に要求することも決めた。

 また、今後のスケジュールが確認された。委員会は月に1~2回開催し、11~12月に調査報告書を取りまとめる予定。委員会後の理事会では4回目の開催を8月2日に決めた。

 このほかに、奥谷謙一委員長から職員アンケートの試案が示された。各委員が県議会各会派に持ち帰って実施の可否などを検討し、次回に諮られるという。調査協力した職員が不当な扱いを受けないように県議会議長から知事に申し出る案も示された。(高木智也)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。