政府は28日の閣議で、3年前の岸田内閣の発足以来、内閣広報官を務めてきた四方敬之氏を退任させ、後任に外務報道官の小林麻紀氏を起用する人事を決めました。
小林氏は、東京都出身の57歳。
平成2年に外務省に入り、中南米局長などを歴任し、去年から外務報道官を務めてきました。
内閣広報官への女性の起用は3人目で、岸田総理大臣としては、女性活躍を推進する姿勢を示すとともに、広報業務や国際経験が豊かな小林氏のもとで、政権に関する情報発信の強化を図るねらいがあるものとみられます。
林官房長官は記者会見で「報道業務に関する豊富な知識と経験があり、適任だと総合的に判断した」と述べました。
この人事は7月1日に発令します。
官房副長官補に阪田渉前国税庁長官を起用へ
一方、政府は、28日付けで内政を担当する藤井健志 官房副長官補を退任させ、後任に、前の国税庁長官の阪田渉氏を起用する人事も決めました。
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