7日に行われた東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏が全体の4割にあたる290万票余りを獲得し、3回目の当選を果たしました。

自民 稲田幹事長代理「小池氏の勝利が党の勝利ではない」

自民党の稲田幹事長代理は、自主的に支援した小池氏の勝利について、「党としても一定の成果だとは思うが、小池氏の勝利が党の勝利ではない。党に対する批判はまだ収まっておらず、しっかり改革を進めていく必要がある」と述べました。

また、都議会議員の補欠選挙では、8つの選挙区に候補者を擁立したものの、選挙前の5議席を下回る2議席の獲得にとどまりました。

党内では、政治とカネの問題での逆風が根強く残っているという受け止めが大勢で、まずは党の信頼回復に全力を挙げる方針です。

立民 大串選対委員長「厳しい結果だ」

一方、立憲民主党は、共産党とともに蓮舫氏を支援しましたが、政党の支援を受けなかった候補にも敗れて3位となったことに、党内で衝撃が広がっています。

大串選挙対策委員長は「厳しい結果だ。小池都政に対する批判票を受け止めるべき立場だったが、及ばなかった」と述べました。

党内からは、無党派層の取り込みや、共産党も含めほかの野党との関係が課題になるという意見が相次いでいて、今後、選挙戦略について議論が行われる見通しです。

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