兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した県の元西播磨県民局長の男性が死亡したことを受け、県職員労働組合(約4千人)が10日、事実上、知事への辞職を求める申し入れをした。
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土取節夫中央執行委員長が県庁で、片山安孝副知事に「知事としてとりうる最大限の責任をとっていただきたい」と述べ、申入書を手渡した。
申入書では、「告発をした職員を守ることができなかったことは痛恨の極み」としたうえで、「現場の業務遂行には大きな支障が生じている状況であり、県政が停滞し、もはや県民の信頼回復が望めない状況」と指摘している。
片山副知事は「職員を代表する職員団体から申し入れを受けた。重く受け止めたい。職員に不安が広がっているならそれを是正するのが当局のつとめ。適切に対応していく」と話した。(石田貴子)
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