林芳正官房長官は12日の記者会見で、11日の外国為替市場で対ドルの円相場が一時1ドル=157円台半ばに急騰したことに関して発言した。政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入をしたとの見方を巡り「為替介入について具体的に申し上げることは市場に不測の影響を及ぼす恐れがあることから差し控えたい」と言及を避けた。

林氏は「為替相場はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映して安定的に推移することが重要であり、過度な変動は望ましくない」との認識を示した。「政府としては為替市場の動向をしっかりと注視し、万全の対応を行っていきたい」と強調した。

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