防衛省は19日、2023年度の航空自衛隊の外国機への緊急発進(スクランブル)が669回だったと発表した。22年度の778回から109回減り、2年連続で減少した。中国機への発進は479回と22年度から96回減った。

所属する国がわからない航空機や鳥の群れを含む「その他」への発進も13回と40回減少した。22年度は米国が中国の無人の偵察気球を撃墜した事案を受け、日本も確認を徹底していた。

ロシア機への発進は24回増の174回と微増した。北朝鮮向けは2回と13年以来の実施となった。

23年度は中国の無人機による沖縄県・与那国島と台湾との間の通過や日本海での飛行を初めて確認した。中ロの爆撃機による日本周辺での長距離の共同飛行を2回確認した。

木原稔防衛相は19日の記者会見で「日本周辺区域における中国機およびロシア機の活発な活動は継続している」と指摘した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。