日本と18の太平洋島しょ国・地域による首脳会議「太平洋・島サミット」は18日、東京都内のホテルで全体会合を開き、首脳宣言と共同行動計画を採択して閉幕した。この後の共同記者発表で、岸田文雄首相は「力による一方的な現状変更の試み」に反対する立場を日本と島しょ国は共有していると強調した。

首相の発言は、南太平洋地域で活動を活発化させる中国を念頭に置いたものだ。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化」の重要性も訴えた。

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関しては、島しょ国側と情報共有を進めると説明した。

「太平洋・島サミット」の全体会合を終え、共同議長のクック諸島・ブラウン首相(左)と記者発表に臨む岸田文雄首相=18日午後、東京都港区

「太平洋・島サミット」に参加した各国首脳らとの記念撮影に応じる岸田文雄首相(前列右から5人目)=18日午後、東京都港区

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