全国知事会は1日、福井市の会合で、開催地の過大な負担が指摘される国民スポーツ大会（旧国民体育大会）の見直しを巡り、毎年の開催は維持しつつ、複数都道府県での広域開催も可能とするとの意見をまとめた。費用負担の軽減も訴えた。日本スポーツ協会が9月上旬にも開催予定の有識者会議で提案する。

　知事会は、都道府県が単独で、全ての競技について基準を満たす施設を整備するのは財政面で困難だと指摘。複数の都道府県での開催を可能とするとともに、施設基準を満たすのが難しい競技は開催地にかかわらず、会場を固定化するよう提言している。

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