中東情勢をめぐっては、イスラム組織ハマスの最高幹部の殺害を受けて、イランによるイスラエルへの報復攻撃が懸念されているほか、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍との間で攻撃の応酬が激化しています。

こうした緊張の高まりを受けて、外務省は5日、レバノンの危険情報のレベルを引き上げました。

レバノンでは去年10月以降、南部のイスラエルとの国境地帯では、最も高いレベル4の「退避勧告」が、それ以外の地域は、レベル3の「渡航中止勧告」が出されていましたが、これをレベル4に引き上げました。

この結果、レバノン全土に「退避勧告」が出されたことになります。

外務省によりますと、レバノンには国際機関の職員などおよそ60人の日本人が滞在しているということで、安全を確保したうえで、商用便が運航されている間に退避するよう呼びかけているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。