岸田総理大臣は7日夕方、総理大臣官邸でスイスのアムヘルト大統領とおよそ30分間、会談しました。

この中で、岸田総理大臣は「国際社会が厳しい挑戦に直面する中、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた連携は極めて重要だ」と述べました。

これに対して、アムヘルト大統領は「両国は実りある関係を築いてきた。民主主義、法の支配、人権の尊重、さらに紛争の平和的な解決などの共通の価値で協力できることは大変うれしい」と応じました。

会談で両首脳は、ウクライナ情勢をめぐり、来年、日本で地雷対策に関する国際会議が開かれる予定となっていることも踏まえ、引き続き、連携して復旧・復興などの支援に取り組むことを確認しました。

また、拉致問題を含む北朝鮮への対応をはじめとする東アジア情勢や、緊張が高まる中東地域への対応、それに「核兵器のない世界」の実現に向けて連携することで一致しました。

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