イスラム組織ハマスの最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことなどを受けて、イラン側がイスラエルに報復する構えを見せていて、緊張が高まっています。

こうした中、上川外務大臣は、8日午後6時から、およそ30分間、イスラエルの隣国、ヨルダンのサファディ外相と電話で会談しました。

この中で、上川大臣は「中東情勢を重大な関心と懸念をもって注視している。攻撃の応酬を回避し、事態を沈静化させることが重要だ」と述べ、日本として、関係者に働きかけを行っていると説明しました。

これに対し、サファディ外相は、同様の認識を示したうえで「情勢は極めて緊迫しており、日本との協力を重視している」と述べ、両外相は、事態がエスカレートするのを防ぐため、引き続き、連携していくことを確認しました。

また、上川大臣が、現地にいる日本人の安全確保に協力を求めたのに対し、サファディ外相は「協力を惜しまない」と応じました。

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