岸田文雄首相は12日、タジキスタンのラフモン大統領、トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領と相次ぎ電話した。初めての南海トラフ地震の臨時情報に対応するため中央アジア訪問を延期したと説明し、両大統領は首相の判断に理解を示した。
両大統領との電話協議は各10分ほどだった。首相は2国間関係について「引き続き力強く推進していく考えになんら変わりはない」と強調した。今後の訪問に関しては「諸般の事情を踏まえつつ適宜調整したい」との考えを示した。
両大統領からは「日本との一層の関係強化に向けて引き続き連携していきたい」と発言があった。
首相は9〜12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定だった。カザフスタンで中央アジア5カ国との初めての首脳会議に出席し、各国との個別会談にも臨む計画だった。
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