記者会見する江崎禎英氏(21日、岐阜市)

元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏が21日、岐阜市内で記者会見し、2025年2月任期満了に伴う岐阜県知事選への立候補を正式に表明した。江崎氏は人口流出対策、子育てなどを県の重点課題に挙げ「人やモノが集まる岐阜県にしたい」と意欲を語った。

江崎氏は21年1月の前回選挙に出馬。自民党岐阜県連の支持が江崎氏と現職の古田肇知事で割れる「保守分裂」の構図となり、江崎氏は古田氏に約7万票差で敗れた。

江崎氏は新型コロナウイルス下での選挙戦となった前回選挙との違いについて「今回はしっかり政策の議論ができる環境にある」と強調。「日本のモデルとなるような取り組みを岐阜県から発信していきたい」と抱負を述べた。

次期県知事選を巡っては、古田氏が既に6選不出馬を表明。一方で自民党の渡辺猛之参院議員が立候補に意欲を示している。自民党県連は24日に選挙対策委員会を開いて推薦候補者選定について議論する予定で、県連の支援の行方が焦点の一つとなる。

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